突然ですが、あなたは二郎系ラーメンを食べに行ったことがありますか?
熱狂的なファンも多い二郎系ラーメンですが、苦手意識を持っている方が多いのも事実。

「食べたけど口に合わなかった・・・」

「ルールとかよくわからない・・・」
それぞれ理由はあるかと思いますが、僕は伝えたい。
二郎系ラーメンを食べずして一生を終えるのは損だと。
本当に美味しい二郎系ラーメンを食べて欲しい。
そして、自分の好みに1杯と出会って欲しい。
ということで、
二郎系初心者の方、二郎系に苦手意識を持っている方に向けて、
二郎系ラーメン店でアルバイトするほど二郎系ラーメンが大好きな僕が個人的におすすめしたい店舗を紹介します。
おすすめしたい店舗はいくつもありますが悩んだ末に6つ選びました。
- ラーメン二郎 三田本店
- ラーメン二郎 ひばりヶ丘駅前店
- ラーメン二郎 立川店
- ラーメン二郎 八王子野猿街道店2
- ラーメン富士丸 神谷本店
- ピコピコポン
前編では上記の3店舗を紹介します。
二郎の元祖 ラーメン二郎三田本店

僕が初めてラーメン二郎を訪れたのは上京してきてすぐの大学1年生の時のこと。
小さいときからラーメンが好きで様々な種類のラーメンをすすってきました。
九州に住んでいたときはもちろん細麺バリカタ豚骨。
新潟に住んでいたときは背脂たっぷり長岡系。
各地方で小学生ながら尋常じゃない数のラーメンをすすってきました。
そんな清水少年はある日、ある噂を耳にする。
「東京にはラーメン二郎なるものが存在するらしい。」と
それから時は流れ、満を持して東京に足を踏み入れた私の記念すべき初二郎は歌舞伎町店でした。
それからというものラーメン二郎の魅力にどっぷりはまったことは言うまでもなく。
ジロリアン(定期的に二郎を食べないとやってられない人の総称)の階段を着実に上り始めた私が三田本店の存在を知ったのは恥ずかしながら二郎デビューをした後のことでした。
僕が三田本店を初参拝した当日は口からでる息は白く、冷たい雨が傘の間をすり抜け肌に突き刺さるかなりの悪天候日でした。
田町駅の改札を出てGoogleマップだけを頼りに店へ向かう僕の胸の中は異様な緊張感とときめきで溢れ、彼女の実家に初めて挨拶をしに行く彼氏はこんな気持ちなのかとよく分らない妄想をするほど胸の高鳴りを感じていました。
しばらく歩き店に近づくと、そこには目を疑う光景が広がっている。
この悪天候では到底想像することもできない程の長蛇の列が現われた。
「これが聖地か!!」
列の最後尾に並び、ときめく心を押し殺しながら列が進んで行くのを今か今かと待ちます。
心の中でコールのリハーサルを綿密に行っていると遂に食券を買う番が回ってきました。
そのとき食券機を見て驚愕。
「ぶ、豚入りと豚ダブルが売り切れだとっ!?」
聖地の味で満腹になる気満々で来ていたため膝から崩れ落ちそうになりましたが、それを必死にこらえ迷わず大ラーメンをチョイス。
少しばかりの喪失感に浸りながら待っていると遂にそのときが。
食券を握りしめ、案内された席へ向かう。
狭い店内、壁とお客さんの背中の間をくぐり抜け着席。
「テーブルが傾いている。これが聖地か。」
店内の独特な雰囲気を感じていると
助手さんから「ニンニク入れますか?」と尋ねられる。
「全マシマシで!」
決まった。
静寂の店内にドや顔から発せられたコールが響き渡る。
何度も心の中でリハーサルをした甲斐があった。
そして、着丼。
お世辞にも綺麗とは言えないビジュアル。テーブルの傾きによって今にもこぼれだしそうなスープ。視覚だけで殺しにかかってきてやがるぜ。唾液がとまらない。
まずはヤサイ。そりゃうめえ。
その後に麺を一口すすったのが最後。その後の記憶はありません。
それから5分ほどたっただろうか。気づけば目の前の丼の中身は綺麗になくなっている。
箸が止まらないとはこの現象のことを言うのだろう。
からっっぽの丼を上に挙げて、テーブルを拭き「ごちそうさまでした」と一言伝えて外に出る。
雨脚は弱まることを知らず、一方で列はさらに長くなっていた。
飲食店を出た後にもう一度列に並び直しておかわりしようか本気で葛藤したのはこのときが初めてでした。
【住所】〒108-0073 東京都港区三田2-16-4
【営業時間】8:30-15:00/17:00-20:00
【定休日】日曜日・祝日
【最寄駅】JR山手線、JR京浜東北線『田町駅』、浅草線、三田線『三田駅』
【座席】カウンター13席
【電話番号】不明
【SNS】なし
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