『ラーメン二郎神田神保町店』の概要
今回訪れたのはラーメン二郎神田神保町店さん。
2004年11月にオープンしたラーメン二郎の直系店。
2017年11月25日に専修大学近くの松好ビルでの営業を終了し、同年12月11日に現在の場所へ移転し営業再開。それ以降、毎日行列の絶えることのない人気店です。
「レベルの高い合格点を超える二郎オールウェイズ出してくれる」ことで有名な神保町二郎の至極の一杯をいただいてきました。
「神保町駅」A7出口から『ラーメン二郎神田神保町店』の行き方
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線、都営地下鉄三田線「神保町駅」。
お店まではA7出口から歩くこと約3分。
多くの飲食店と古本屋が立ち並ぶ神保町。
独特な雰囲気が漂う街の細い路地に黄色い看板のお店が存在します。
神保町駅A7出口が最も近い出口になりますが、どの出口も近接しているのでそれほど距離の差はありません。
出口を出て左に進みます。
歩いてすぐ横断歩道に突き当たったところで綺麗にレンガの並んだ道へ左折します。
落ち着いた雰囲気のお店や馴染みのあるお店が並ぶお店をずんずん突き進みます。
街灯が綺麗に並ぶ道の途中、十字路を右へ。
右折の目印はから揚げ専門から好しさん。山盛りのから揚げの誘惑を振り切り進みます。
ファミリーマートの手前の交差点を左折。細~い路地へ侵入します。
一気に様変わりした道をひたすら真っすぐ。
到着です。
左手に見える黄色い看板こそが神保町二郎。から揚げの誘惑を振り切り遂にゴールインです。
『ラーメン二郎神田神保町店』の待機列並び方
何度来ても信じられないほど長い行列を作る神保町二郎。
この日は営業終了時間のギリギリを攻めたのでそれほどの列ではなく安堵。
到着時点で待ち人は4人。
まず、お店の入り口の目の前の列、最後尾に接続します。
先に食券を購入するシステムではないので、お店に到着したらまずは一目散に最後尾に並びます。
列はポールで仕切られていて、テーマパークのようなワクワク気分を味わえます。
神保町二郎の並び方はやや独特なので初めての方は要注意です。
『ラーメン二郎神田神保町店』の並び方説明図
入り口手前の先頭から6人目までがお店の壁側、ポールの内側に並びます。
7人目以降はお店から反対側の壁際のお店から一番遠い位置に向かって並びます。最後尾に行くほどお店に近づくような形になります。
現在、コロナ対策により減席していたのでもしかしたら1ロット5人で店前の人数が5人ほどになっている可能性があります。
普段はお店の反対側の壁際にずらっとお客さんが並んでいることが多いです。
最後尾は大体この位置から並ぶ事になります。
向かいの壁側の先頭位置はこの位置になります。
店員さんが逐一外に出てきて誘導してくださるので、指示があるまで静かに並んで待ちましょう。
基本的にはひと固まりのロット(一度に調理するひとまとまりの区分)でごっそり動いていきます。
お店の前の位置に並ぶと店員さんから麺の量を聞かれますが、
ここが本当に重要!!
運命の分かれ道です。
量が多いで有名なラーメン二郎ですが、神保町二郎はその中でもトップクラスの量の多さを誇ります。
小(二郎の普通サイズ)を頼むと通常のラーメンの2倍を超える量のラーメンが登場します。
それプラス、大きな豚とヤサイがドドンと盛られるとなると耐性の無い方は食べる前から白旗レベルです。
自分の食べれる量に合わせて、小、少なめ、半分、1/4などのように宣告しましょう。
初めての方には大はおすすめしません。
店員さんは少な目、あるいは、女性の方には半分を薦めてくださいますが、
これまで初めての方に同行させていただいた経験上、食に自信のない方は半分。女性の方は1/4が丁度良いと思います。
少な目に見積もるのがベストです。足りなければもう一度並べば良し!!
食券の購入
しっかりと麺量の宣告を終えたのち、数分待つと囲われたポールを解放され、順番に店内に入り食券を購入します。
『ラーメン二郎神田神保町店』のメニュー
- ラーメン(¥750)
- 小豚(¥850)
- 大(¥850)
- 大豚(¥950)
- (塩蔵)千切生姜(¥100)
- うずら玉子(5コ)(¥100)
- 生玉子(¥50)
麺量を大と宣告した方は、「大」か「大豚」を、それ以外の小、少なめ、半分などを頼んだ方は「ラーメン」か「小豚」を購入しましょう。
綺麗な店内に入って左手にある食券機で食券を購入。
今回は小豚をポチリ。魅力的な助っ人たちは今回は我慢してシンプルにラーメン単体と向き合うことにしました。
『ラーメン二郎神田神保町店』の店内詳細図
食券を購入して案内された席に着席。
水はセルフサービスです。
カウンター上に食券を置いて厨房の中を凝視。
銀色に輝く厨房。高く積まれた豚。丁寧な作業に惚れ惚れしてしまいます。
『ラーメン二郎神田神保町店』のコールの仕方
カウンター上には、エコ箸、こしょう、唐辛子、台ふきがスタンバイ。
食券機の隣にティッシュや爪楊枝も備えてあります。
しばらくすると店員さんから「ニンニク入れますか?」と聞かれるので好みのトッピングを伝えます。
「ニンニク入れますか?」は「トッピングどうしますか?」の意味です。
麺上げ(麺釜から茹で上がった麺を掬い取る)が始まると心の中でコールの予習開始。
かなりの麺量があることを念頭に置いてトッピングを熟考します。
気持ちよく食べ終えることができるかは、コールにも掛かっています。
集中。集中。
トッピングは、「ニンニク」「ヤサイ」「アブラ」「カラメ」の4つの中から加えたいものを伝えます。
ニンニクは刻んだ生ニンニク。ヤサイは茹でたもやしとキャベツ。アブラは固形の豚の脂。カラメはカエシと呼ばれる醤油タレ。
デフォルトはニンニクが入っておらず、ヤサイが盛られた状態になります。
「はい」「お願いします」と答えるとデフォルトのヤサイとニンニクのみ。
「なし」と答えるとデフォルトのヤサイ以外のニンニク、アブラ、カラメは加わりません。
加えたいものだけを伝えればOKです。
更に上増ししたい場合は「マシ」「多め」、少しだけ欲しい場合は「少し」などのように自分好みの一杯にカスタマイズできます。
今回は、「ニンニクアブラ」でお願いしました。
実食!お味は・・?
並んでから20分ほどで着丼。
お腹の調子と会議を重ねた結果ヤサイマシコールはパスしたはずが想像よりも高い山が近づいてくるではないか…
小豚 (¥850)
ドドンッ!
綺麗なビジュアル。まさに芸術。
無造作に盛られた二郎スタイルも良いが、綺麗に整えられた見た目もまた堪らない。
それにしてもヤサイの量を見誤っていたか…
それでも難なく食べてしまうのが二郎の魔術。
神保町二郎といえばこの豚。脂身が白く固まり、大きくて均一な薄さ。
食品サンプルのような美しさ。
小豚だとこの大判豚が4枚ほど。
サクッと歯を入れると肉に噛り付いているという幸福感が一気に溢れ出す。
数枚はスープの下に沈めて置き、後半、脂が溶け始めた頃に再会を満喫する。
細かなニンニクが申し訳なさそうに隅っこに佇む。
しかし、俺はわかっている。
お前の本性を知っている。
口の中に入ると暴れ散らかす人見知りの激しい奴だということを。
ヤサイはシャキシャキ。白い正統派アブラと良く合います。
デロん
麺はデロりん。
豚の旨味が回った非乳化スープが柔らかい麺の小麦の細胞一つ一つに入り込んで噛むごとに爆ぜます。
そして、途中で唐辛子を追加。一之江二郎と神保町二郎でしか見たことないお洒落な唐辛子。
しっかり辛いですがそれ以上に香りが癖になります。
まとめ
最後は唐辛子の辛さが良い刺激となり麺をすする箸も急加速。
隣のお客さんが少し焦りを見せるくらいには爆速フィニッシュ。
小とは言えども誰がどう見ても小ではない麺の量。
提供する最後の最後まで盛り付けにこだわる店員さん。
愛情と思いやりが詰まった最高の一杯が神保町の一角にありました。
ごちそうさまでした。
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